個人で開業された片付けサービスを、法人化されて「家事代行サービス」として拡大されるタイミングで女性経営者様からご依頼いただき、コンサルティング&サイト構築をさせていただきました。
サイト立ち上げから半年ほどたち、検索からのアクセスが見込める順位まで検索結果の順位が上昇し、「検索からの申し込みが増えました」と嬉しい結果のご報告をいただきました。
「家事代行サービス」の市場の可能性の見極め
片付けサービス、家事代行サービスの需要は、基本的には高まっています。
コロナ禍の中、自宅の片付けに取り組んだ方も増えた一方、片付ける時間が出来たはずなのに「どうしても片付けられない」、「片付けが苦手」と悩む方も増えてきました。
ストレスや、メンタル的な落ち込み、などからゴミ屋敷に近い状態になってしまっている方も増えています。
ここの需要に取り組む、別のお客様も順調にご依頼を頂いています。
家事代行サービスについては、働く女性、特に子育て女性の就業率は50%を超えており、家事のアウトソーシングを考える女性は増えています。
また、一人暮らしになったり体力が衰えた高齢者の方にとっては、家事の負担が大きいもので、様子を見兼ねた子や孫からのご依頼も増え、基本的には家事代行サービス業は長い上昇トレンドになると考えています。
ただ、参入障壁が引くため、競争激化することは必須であること。有料人材確保の難しさ、が課題になると考えます。
大手の家事代行サービスや、家事代行を請け負う個人を紹介する大手サイトや、個人同士のマッチングサイトが既にあり、顧客獲得競争は激化するのは必須です。
個人の請負いや、個人の紹介派遣で、部屋の中から貴重品などを持ち去るような事件も起こっています。
初回の面談では、そんな市場感を持ったうえで、女性経営者さんとお話をさせていただきました。
今回のご依頼は、首都圏から離れた地方都市でしたので、エリアならではのお話を伺わせていただきました。
- まだまだ、地元の方たちには、「家事代行サービス」の選択肢が意識されていなく、まだ家事のアウトソーシングを考える人は少ない印象。大手競合もごく一部で進出してきていない。
- 金銭的余裕がある方たちが集中的に住んでいるエリアがあり、サービス提供に効率性が見込める
同業者の競合が多い都内では、単純に検索エンジン対策だけでは難しいと考えますが、上記のような地域特性を踏まえて、ホームページからの集客がある程度可能性が見込めると考えました。
法人化にあたってサービスネーミング、ブランディングの再構築
個人事業主から始めたそれまでの屋号は、法人化後のネーミングとしては、相応しいものでなかったこと。
また、後発の同業者の参入の増加が必至なことから、ネーミングも検索エンジン対策上優位なものであることをご提案しました。
法人名=サービスブランド名とは限りません。
ここを勘違いされる方は多いです。法人名は、将来の事業の拡がりを意識したもの、サービス名は、何のサービスか分かりやすく、読みやすく、覚えやすいもの、後から耳で聞いた記憶で「ちゃんと検索できる名前」であること、語感から受ける印象が大事です。
検索キーワードを入れ込むこともおすすめして、いくつか頂いた案をブラシュアップアドバイスさせていただいた中から最終決定しました。
サイトの名前は、法人名ではなくサービスブランド名になりますし、ドメインもそれに基づいて取得いただきました。
会社名のサイトを立ち上げしまう方も多いです。
自社の強みや特長からのコンセプト
家事代行サービスは、先行企業も多くあり、提供サービスも同じようなものになりがちです。
だからこそ、自社の強みやニーズ調査から、「違い」を打ち出していくことが必要です。
経営者の方のこだわりをヒアリングし、トップページメッセージやサービスメニューとして「差別化」しました。
具体的な内容については、伏せさせていただきますが、信頼できるスタッフの方たちを既に雇用されていらっしゃっり、お客様へのアピールポイントになりました。
「地域名×家事代行」の検索エンジン対策の順位が上がるにつれ、依頼が増える
新規取得の独自ドメインは、最初はGoogleの評価も低く順位が上がりにくいものですが、記事コンテンツを充実させていくことで徐々に順位が上がるにつれ、検索で見つけた方からのご依頼が入るようになりました。
「キッズライン」や「暮らしのマーケット」などの大手サービスのサイトは、どうしてもドメインの評価が高く、それぞれの2つの記事が、検索結果に表示されています。これらのサイトは同じキーワードではそれ以上の順位は目指しにくいですが、会社の独自ドメインサイトでは、後発ながら2位にあります。新規立ち上げから4か月で、この順位になったのは比較的早かったと思います。この期間、広告費が出されば、Google広告で上位表示させることもできますが、今回は自然検索で上位表示が果たせました。
今後は、引き続き、より多様な検索ニーズに対応させながら、全体アクセス数を増やしつつ、「地域名×家事代行」の検索順位の順位アップを狙っていきます。
既に、結果が出始めているところを見ると、サイトのコンバージョン率は高いと思われます。
「家事代行サービス」は必要としている人が探して申し込むサービスなので、InstagaramなどのSNSよりも、検索からの流入が一番制約につながりやすく、また一度気に入っていただければ、基本的にはリピートが強いサービスです。
この後は、着実に、サイトを充実させていくことで地域での位置づけが定着していけると考えます。
投稿者プロフィール
- ITコーディネーター(経産省推奨資格)、ウェブ解析士上級、SEO対策1級、中小企業診断士2021年経済学、経営法務科目合格
(独)中小機構販路開拓アドバイザー、中小企業庁中小企業119登録専門家、神奈川県産業振興センター、千葉県産業振興センター、全国商工会議所登録専門家。各所で、起業相談、HPの改善アドバイスや女性起業セミナー、ネット集客セミナー講師。「結果を出す」にこだわり、幅広い分野のクライアントで集客改善事例多数。
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