JICA 国際協力機構主催研修
「ジェンダーの視点に立った漁村開発(水産起業支援)」(2017年2月12日~4月8日)において
海外から研修に来られた農山漁村における男性、女性漁業関係者の支援活動をしている行政官の方向けに
下記のテーマでお話しました。
- 女性起業UPルームにおける 女性起業支援の取り組みについて
- 女性の起業においてハードルになっていること
- 女性起業家たまご塾の取り組みの中で伝えていること、事業成功のコツ
- 実際の起業事例
- 日本でみられる漁業水産業のビジネスの可能性について
研修に来られた方々は
エジプト、エリトリア、カメルーン、コートジボワール、バヌアツ、マダガスカル、ミクロネシア、モルディブ、モロッコ、東ティモール、ミャンマー、ケニアなどの世界各国からでした。
多くの国では、漁村の起業では貝殻などを活用したお土産品など。
女性起業UPルームへの視察前には、岩手県における水産加工品や志摩の海女さんの活躍なども見学されたと伺っていましたので、
私のほうでは、横浜の女性起業家が株式会社 さくら工房の櫻井友子さんが企画製造販売している
海産物も取り入れたドライフードの商品を事例として実物をご用意してご紹介しました。
こちらは、働くママなどの家庭でも手軽に栄養が偏らずに摂れるよう「補い食」というコンセプトで開発された商品です。
さすが、水産業の起業支援に携わる行政官の方たちは「小魚」や「海藻」の栄養価の高さについては十分ご存じでしたが
他の三陸エリアなどの視察では
「日本では物流のインフラが整っているからいいよね。」
という感想を持たれた方が多かったと聞きましたので
「こういう『ドライフード』という発想もあるよ。」
と知っていただけたのはよかったかなと思います。
環境が整っていないなら 整っていないなりに「アイデアを出す」ことでビジネスの可能性は拡がります。
「これは 天日干しですか?」
というご質問が出ましたが
「横浜市内で作っているので おそらく機械乾燥と思いますが、
皆さんの国では ぜひ 天日干しにすることをおすすめします!
そのほうが栄養価が高まって 高く売れますね。」
とお答えしましたら 大きくうなずいていらっしゃいました。
女性に特化した起業支援の意義についても、とてもよくご理解いただき、
女性の生き方支援を含め、女性起業UPルームを運営する男女共同参画推進センター横浜の
gender equalityに対する取り組み全般にも、大変興味をもってご質問などいただきました。
投稿者プロフィール
- ITコーディネーター(経産省推奨資格)、ウェブ解析士上級、SEO対策1級、中小企業診断士2021年経済学、経営法務科目合格
(独)中小機構販路開拓アドバイザー、中小企業庁中小企業119登録専門家、神奈川県産業振興センター、千葉県産業振興センター、全国商工会議所登録専門家。各所で、起業相談、HPの改善アドバイスや女性起業セミナー、ネット集客セミナー講師。「結果を出す」にこだわり、幅広い分野のクライアントで集客改善事例多数。
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